多野藤岡広域市町村圏振興整備組合は、奥多野消防分署(神流町黒田101-4)の移転建て替え工事を2025年度に計画しており、5月ごろに建築、電気、機械の3分離による指名競争入札で発注する方針を示した。当初予算で建設工事費3億5032万5000円、外構工事費1980万円、太陽光設備・蓄電池設備工事費4950万円を計上し、約4・2億円により建て替える。
新施設は既存庁舎の東側に位置する黒田91-1ほかの敷地1066・41㎡内に建設。現時点においてはS造2階建て、延べ床面積約470㎡を想定している。敷地内には分署のほか、ホース乾燥塔の整備も予定する。設計業務については勝山工務所(前橋市)が21日までの履行期限で手掛けている。
外構工事費は駐車場などの整備を予定しており、5月の発注の際に含めるかは未定。太陽光設備太陽光設備・蓄電池設備工事は建築工事の中に含める。
既存分署については、老朽化が著しいことから解体の方針を固めている。既存分署はRC造2階建て、延べ床面積210㎡。1975年4月に竣工した。解体設計は規模などから行わない可能性もあり、解体工事は現時点では2026年度に行いたい考え。解体後は駐車場などの活用を見込んでおり、新たな建設工事などは想定しておらず、今後、詳細を詰めていく方針。