埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、国土交通省は道路管理者などとのリスク情報の共有方法について対策検討委員会で議論を開始した。
道路陥没事故は八潮市での発生以降も各地で発生。道路陥没は3m未満の浅い層での陥没が99%を占めている。また陥没要因も異なる。同省ではこうした状況を踏まえ、道路陥没のリスク調査や傾向分析を行う必要があると考えている。
現状で示されているテーマは◇道路管理者と地下占用物の占用者が、相互の点検計画や結果を共有するほか、道路陥没を防ぐ取り組み情報を共有すべき◇直轄国道では占用者に対して占用物管理状況を報告する義務があるように都道府県・市区町村も同様の取り組みを進める仕組みが必要―となっている。
同省では対策検討委員会でさらに詳細について議論を進めていく方針。