長野原町(萩原睦男町長)は、2025年度当初予算を明らかにした。「きたかる森のインター(仮称)」の開校に向けて改修工事が進む旧北軽井沢小学校(北軽井沢1924)では、改修工事費として9500万円を計上した。また総合運動場(与喜屋292ほか)の屋外照明設備LED化工事費として7000万円を盛り込んだ。
一般会計の総額は53億3000万2000円、対前年度比9・8%増とした。工事請負費総額は4億9822万円で、同比20%減となった。
旧北軽井沢小は、浅間小学校との統合に伴い23年度末で役目を終え、校舎利活用に向けた公募型プロポーザルでエデューレエルシーエー(神奈川県相模原市)を事業者に選定。26年4月の開校に向けて改修工事を進めている。25年度は主にトイレなどの水回りや壁紙の改修工事を発注する。
校舎は1989年竣工、第1校舎がRC造2階建て、延べ床面積1997㎡で一部併設する図書室がS造。第2校舎は97年建設のRC造2階建て、延べ床面積253㎡となる。
総合運動場の屋外照明LED化は、野球場およびテニスコートが対象。既設の高圧受電設備のキュービクルを低電圧の設備へ更新し、設置されている屋外照明の電球をすべてLED化する。照明は野球場で6基、テニスコートで4基となる。
このほか教育関連では複数箇所の学校施設の改修工事費として5100万円を盛り込んだ。
建設関連として、◇道路維持補修工事費=5800万円◇町道維持管理業務委託料=5018万9000円◇旧へき地診療所解体工事費=2090万円-を計上した。