所沢市は、西武新宿線・新所沢駅西口の駅前広場について、再整備を検討している。今年1月には地元アンケートを行っており、集計結果もとにイメージ図などを作成する考えだ。
アンケートは地元2000世帯を対象に、調査票を送付。959通の回答が得られた。
質問事項は<1>利用頻度<2>将来望むイメージ<3>再整備についての考え<4>再整備における重要点<5>既存の女神像・噴水についての感想<6>既存横断歩道の利用頻度<7>横断歩道がなくなる場合の考え方<8>人と車の流れについて-など。
<3>について一番多かった回答は、「手狭だと思うので、拡張して再整備した方がよい」だった。また<4>の回答では、バリアフリー化、幅が広い歩道の整備、交通安全を最優先した交通処理、モニュメントや植樹などうるおいや安らぎを感じさせる施設の整備、客まちのタクシーが待機できるスペースの整備、という順に票が多かった。
新所沢駅西口の再開発計画は、約2haを対象に12年度に調査報告をまとめた。その中で駅前広場については、現況の3600㎡から、約5100㎡に拡張する内容を盛り込んでいる。
再開発事業は、地権者の合意形成が整わず、断念。現在は、都市再生機構の駅前第4団地の建て替えに合わせて、市が主体となり、駅前広場の再整備を実現するよう、検討を重ねている。
駅前広場の具体的な規模などについては、地域に見合ったスケールや事業効果を勘案しながら、都市再生機構の用地活用も視野に入れて、都市再生機構と協議を重ねている。
担当課では、「今後も機構側、管理者となる県警、地元商店街および自治会らと連絡をとりながら、庁内調整会議で協議していく」としている。