厚生労働省による2024年度社会福祉施設等施設整備費補助金の2次内示箇所が判明した。特定非営利活動法人まいぺーすが須坂市で運営する多機能型事業所「もえぎ舎」の新棟建設に4196万6000円が決定。計画規模はS造2階建て、延べ約250㎡。工事の発注方法は一般競争入札が濃厚で、公告は4月頭に行われるもよう。
建設場所は現施設(須坂市井上字野庄2071-2)の向かい。新棟の整備により、就労継続支援B型の定員は6人増の30人、生活介護は4人増の10人となる。設計業務は中嶋建築設計事務所(須坂市)が担当した。
■JOCA駒ヶ根がグループホーム
また、公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)が駒ヶ根市にある本部の隣に整備する共同生活援助(グループホーム)「J's駒ヶ根(仮称)」に1953万3000円。本部の西隣にある旧早田医院(駒ヶ根市中央17-9)の建物を取得し、躯体を生かしつつ定員7人のグループホームにリニューアルする。建物の規模はRC造2階建て、延べ300㎡弱。設計業務はkyma(石川県金沢市)が担当。7月までにまとめ、その後、工事を発注する。竣工は26年2月を見込む。同法人がグループホームを整備するのは県内では初めて。
特定非営利法人なかまとが大町市常盤で運営する多機能型所「てとてと常盤作業所」の改築には493万2000円が決まった。
今回、県内分の内示箇所数は以上の3施設で、内示総額は6643万1000円。