国土交通省が３月分及び１７年度分の建設工事受注動態統計調査を公表した。それによると、３月の受注高は前年同月比９・４％減の６兆５４５２億円となり、先月の増加から再び減少した。元請受注高は４兆９５３３億円（同比９・８％減）、下請受注高は１兆５９１９億円（同比８・４％減）となっている。

　公共機関からの受注工事額は１兆５６５６億円（同比３４・４％減）で７箇月連続の減少とした。そのうち、国の機関からの受注工事額は８４１４億円（同比４５・４％減）となり６箇月連続の減少、地方の機関からの受注工事額は７２４２億円（同比１４・５％減）で５箇月連続の減少となっている。

　建築工事及び建築設備工事の受注工事額は１兆２５８８億円（同比８・３％増）で２箇月連続の増加。土木工事及び機械装置等工事の受注工事額は３９８８億円（同比２・４％減）となり、３箇月ぶりの減少とした。

　１７年度の受注高は前年比０・８％増の５４兆９２８０億円となった。元請受注高は３７兆５２５２億円（同比０・２％増）、下請受注高は１７兆４０２８億円（同比２・２％増）と増加した。

　公共機関からの受注工事額は１０兆７７１９億円（同比１０・２％減）。そのうち、国の機関からは３兆５５３８億円（同比１７・５％減）、地方の機関からは７兆２１８１億円（同比６・１％減）となった。

　建築工事及び建築設備工事の受注工事額は７兆１３５６億円（同比４・５％増）。土木工事及び機械装置等工事の受注工事額は２兆９７６４億円（同比３・６％増）となっている。