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国土交通省

【工事効率化】ICT機器活用など紹介/モデル事業事例集作成

2025/03/25 本社配信

 国土交通省は、ICT機器活用や建設ディレクター活用など建設工事の効率化を行ったモデル事業の成果30件を紹介する事例集を作成した。事例集は同省ホームページからダウンロードできる。また各地方整備局にも配布して陳列する予定。説明会の開催も検討している。

 事例集は、モデル事業者による実証的取り組みの成果をまとめたもの。同事業者は2024年度に公募で採択した。

 各事例は4つのカテゴリーで区分。カテゴリーは①現場ICT(デジタルデータ活用で業務全体を効率化)②機能配置の見直し(遠隔サポートで工数削減)③スペース確保(現場外へ作業場確保で作業時間・運搬を効率化)④バックオフィス系システム(書類管理業務の削減による負担削減)―となっている。

 30件の事例紹介では、それぞれの工事について◇工事内容(防雪柵設置工事、河川の浚渫工事など)◇課題(書類の整理が非効率など)◇導入した施策◇導入ツール◇取り組みを行っている際の課題・対応策◇取り組み後の労働時間削減効果◇実施者の声◇企業概要・現場概要―をまとめている。

 モデル事業実施企業からは「効率化により他の業務に時間を使うことができるようになった」などの声が出ていた。

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