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【脱炭素社会】路面の太陽光発電/25年度は歩道で実証

2025/03/27 本社配信

 国土交通省は道路分野で脱炭素社会実現に貢献するため、路面太陽光発電技術の実現可能性について2025年度は歩道で実証を行う。

 路面太陽光発電技術については、これまで太陽電池を組み込んだ道路舗装システムの活用について検討。24年度は技術公募で選定された6者について性能試験を実施した。性能試験は歩道上2者、車道上4者を対象に◇道路機能◇交通安全◇維持管理への影響◇路面太陽光発電パネルの耐荷性・耐久性◇経済性◇景観・環境への影響◇発電能力◇システム本体の耐災害性◇施工の簡便性◇安全性―などを確認。技術的・制度的な課題や対応策を検討した。

 実現に向けた視点としては①対象とする道路交通・道路環境に対する交通荷重への耐荷性や耐久性を有していること②十分な発電量・発電効率が発揮されること、安全性を有していること③低コストかつ容易に施工・維持管理が可能であり、対象とする道路交通に支障が生じないよう、早期の修繕等が可能―を挙げている。

 25年度からは、技術的な課題を改善した上で歩道のような軽荷重の現場での実証を実施する。また道路における太陽光発電設備設置に関する技術的考え方について検討する。

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