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群馬県伊勢崎市

伊勢崎市が茂呂クリーンセンターで統合に向けて基本計画策定

2025/03/28 群馬建設新聞


伊勢崎市は2025年度、し尿処理施設の統合に向けた整備計画を策定する。茂呂クリーンセンター(茂呂南町5097-2)へ境クリーンセンター(境上矢島675)を統合する方針で検討を進めている。整備計画の策定業務は、年度早期の委託を目指している。当初予算には、し尿・浄化槽汚泥共同処理施設整備計画策定業務委託料として1796万3000円を充てている。

市内のし尿処理施設は現状、茂呂クリーンセンターと境クリーンセンターの2施設が稼働しているところ。施設の老朽化などが課題となっていることから、施設を統合したうえで、老朽化対策などを計画した。2024年度には、基礎調査業務を日本水工設計(東京都中央区)に委託。し尿処理施設に関連する将来推計および既存施設の状況などの基礎調査などを実施した。

25年度に作成する整備計画では、施設の再利用や新設の必要性などを具体的に詰めていくとしている。計画は下水道事業として統合を進めるための準備としても進めるもの。

統合する2施設の諸元は両施設ともに処理方式は高負荷脱窒素処理方式(IZジェットエアレーションシステム)を採用している。処理能力は茂呂クリーンセンターが1日当たり112キロリットル、境クリーンセンターは1日当たり50キロリットルとなる。

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