那珂市は、2025年度から27年度までの実施計画をまとめた。大規模建設事業では、複合型交流拠点施設「道の駅」整備事業に3カ年で27億8560万6000円を計上。25年度は用地取得や実施設計を進め、26年度以降に着工する。街路整備では、菅谷市毛線、上菅谷下菅谷線の用地買収、工事を推進。浄水場の整備では、25年度に瓜連浄水場と木崎浄水場の統合更新が完了する見込みで、25年度度以降は後台浄水場の更新計画を進める。
道の駅の建設予定地は、那珂IC西側の飯田押敷交差点の北西側(飯田地内)の約4・3ha。基本設計はエイプラス・デザイン(水戸市)が担当。著名な建築家である藤森照信氏に建築アドバイザーを依頼している。概算事業費は、建築工事19・1億円、外構工事6・4億円、造成工事3・8億円で計29・3億円を試算。25年度に実施設計をまとめ、26年度には造成工事、27年度からは本体工事を行い、28年度の供用開始を目指している。
街路整備では、菅谷市毛線は25年度に用地買収と工事、26年度と27年度は工事を計画。上菅谷下菅谷線でも用地買収、道路・照明工事を推進する。
都市計画道路菅谷飯田線の道路整備事業では、事業の終期を見据え、国道118号の拡幅に合わせて那珂IC~国道118号で用地買収と工事を行う。
浄水場等更新事業は、3カ年で11億748万8000円。25年度は瓜連浄水場と木崎浄水場の統合更新を進め、完了の見込み。25年度以降は後台浄水場の更新計画を進める。
下水道管路整備事業には3カ年で22億3948万円。公共下水道の整備を推進する。
学校施設では、25年度から全小中学校の特別教室に空調設備の整備を開始する。
そのほか、発展の可能性が高い那珂IC周辺地域について、民間企業の立地需要の調査等を行って開発の検討を進める。
行政施設については、定期点検や診断に基づいて計画的に維持修繕を行い、長寿命化を推進。
瓜連支所庁舎については、利活用検討委員会で協議するほか、可能性調査を行いながら方向性を確認していく。