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小淵沢エリア振興検討委、馬のまち施策指針まとめる、知事と北杜市長へ報告

2025/04/01 山梨建設新聞

 北杜市小淵沢エリアのブランド力向上や高付加価値化などを図るべく、県が設置した検討委員会は、馬のまちをコンセプトに掲げた施策指針を示す振興ビジョンをまとめ、3月25日に県防災新館にて長崎幸太郎県知事と大柴邦彦市長に内容を報告した。

 小淵沢エリア振興検討委では、県や地元、民間事業者などにより約1年の間、振興施策について検討を重ねてきた。同エリアを象徴とする馬のまちをコンセプトに掲げ、自然を大切とした景観づくりや馬術競技場の活用など、各種施策のイメージをまとめた。

 主な事業案は次のとおり。▽馬道の整備▽総合馬術競技の聖地に向けた施設整備▽県立馬術競技駅(小海線)設置▽道の駅こぶちさわ整備▽無電柱化▽歩道や街路灯整備▽看板規制▽案内サインのデザイン統一化▽県有林活用の施設誘致▽(仮称)富士トラム活用の誘客促進―など。

 7回目を迎えた会合当日は検討委より内容が共有され、委員から「ビジョンをもとに官民連携で高付加価値化を図れれば」などの意気込みが述べられた。

 長崎県知事は「小淵沢の魅力が十分に活用されていない点、認知度が低い点が解決されることに期待する。今後地元である北杜市や住民の方などが主体となり、取り組みを進められていくことになるが、県としても力を合わせてしっかりと役割を果たしていきたい」と語った。

 大柴市長は「エリアをどのように磨き、輝かせていくか。馬と言えば小淵沢、リゾート地と言えば小淵沢となるよう、しっかりビジョン推進に取り組んでまいる」と述べた。

出発点迎え、記念撮影

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