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【25年度予算】国交省配分額8・4兆/地方創生2・0進める

2025/04/02 本社配信

 政府の2025年度当初予算が成立したことを受け、国土交通省は予算配分を明らかにした。配分額は総額8兆4317億9600万円。このうち直轄は2兆5596億6100万円、補助は5兆8721億3500万円。25年度予算は▽国民の安全・安心の確保▽持続的な経済成長の実現▽地方創生2・0に資する個性をいかした地域づくりと分散型国づくり―を3本柱として、24年度補正予算と合わせて切れ目なく取り組みを進める。

 社会資本整備については、ストック効果の最大化に取り組みつつ、既存施設の計画的な維持管理・更新・利活用を図りながら、波及効果の大きなプロジェクトを戦略的かつ計画的に展開する。

 一般公共事業等の予算配分に当たっては▽24年度能登半島地震等を踏まえた防災・減災対策▽気候変動による水害や土砂災害の激甚化に対抗する「流域治水」の加速化・強化▽TEC―FORCE等の災害支援体制・機能の拡充・強化▽インフラ老朽化対策等による持続可能なインフラメンテナンスの実現▽地域における総合的な防災・減災対策、老朽化対策等に対する集中的支援(防災・安全交付金)▽効率的な物流ネットワークの早期整備・活用▽国際コンテナ戦略港湾の機能強化▽成長の基盤となる社会資本整備の総合的支援(社会資本整備総合交付金)▽ゆとりとにぎわいのあるコンパクト・プラス・ネットワークの推進▽多様な世帯が安心して暮らせる住宅セーフティネット機能の強化―などについて、地域の実情や要望、事業の必要性や緊急性に基づき、配分を行っている。

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