【長野原】にしあがつま福祉会(長野原町、冨澤重男理事長)は、特別養護老人ホームからまつ荘(長野原町与喜屋1624)で長寿命化に向けた大規模改修工事を近く発注する。入札方式は現在検討中。設計は仲設計(前橋市)が手掛けた。
からまつ荘は1993年竣工のRC造平屋、床面積4450・63㎡の規模で、敷地面積は1万4384㎡。特別養護老人ホーム棟とデイサービス棟により構成されている。改修は施設の長寿命化に向けて行うもので、調査では浴室のタイル欠損や廊下のシート剥がれ、天井仕上げ材の剥離や内壁の欠損などが見られている状況。
改修工事では◇屋根防水(FRP)◇廊下、居室、事務所の床全面張り替え◇浴室の床全面改修、側溝含むリフト浴槽の入れ替え◇デイサービス増築浴室床タイル全面張り替え、特殊浴槽撤去入れ替え(リフトタイプ)◇居室引戸新設◇居室腰壁設置◇廊下手すり全面付け替え◇トイレ、浴室の壁タイル張り替え◇スロープ設置◇壁紙全面張り替え◇浴室空調取り付け◇洗面台、シンク11カ所更新◇H棟居室扉、トイレ扉、トイレ便座交換取り付け-などを予定。工期は2026年4月までの約1年間を見込む。なお、建物調査および「からまつ荘保全計画」策定業務はリデザインマネジメント研究所(東京都渋谷区)が担当した。