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国土交通省関東地方整備局(建設)

関東地整/東関道水戸線に190億/25年度 利根川橋梁が事業化

2025/04/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 関東地方整備局は、2025年度予算が成立したことに伴い、予算配分をまとめた。関東地整の配分事業は1兆8081億円。茨城県関係の直轄事業では、河川では利根川下流・上流、鬼怒川、小貝川の河川改修を推進。霞ヶ浦導水事業には257億円で導水トンネル工を進める。道路では東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)に190億円。改良工などを推進する。一方、茨城県への補助額は1007億6900万円(ゼロ国債なし)。新規で都市軸道路利根川橋梁(仮称)に4000万円を配分し、調査設計を推進する。(2面に県内の主要事業を掲載)

 茨城県関係の主な事業は次の通り。

【直轄河川事業】

 利根川下流河川改修に24億5100万円(他県分含む)。矢田部地区堤防整備(神栖市、築堤360m)などを進める。

 利根川上流河川改修には58億2300万円(他県分含む)。稲戸井調節池整備(取手市・守谷市、池内掘削V51万立方m)などを推進する。

 那珂川緊急治水対策プロジェクトは約61億1500万円(24年度補正予算含む)。河道掘削、霞堤の整備などを進める。

 久慈川緊急治水対策プロジェクトは約114億3400万円(24年度補正予算含む)。河道掘削などを行う。

【直轄道路事業】

 東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)に190億円。調査設計、橋梁上部工などを実施する。

 国道6号牛久土浦バイパスは32億5000万円。調査設計、用地買収、改良工事を進める。

 国道51号神宮橋架け替えは33億7700万円。調査設計、橋梁上下部工を実施する。

 国道6号小美玉道路(仮称)では、事業化へ向けて、都市計画・環境アセスメントを進めるための調査を行う。

【直轄港湾事業】

 茨城港常陸那珂港区国際海上コンテナターミナル等整備事業に11億7400万円。中央ふ頭地区岸壁(水深12m)の本体工、裏込・裏埋工などを行う。

 鹿島港外港地区国際物流ターミナル整備事業は10億6400万円。防波堤(南)の本体工などを推進する。

【補助道路事業】

 都市軸道路の利根川橋梁(仮称)を新規事業化。4000万円で調査設計を推進する。

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