日本電設工業協会(電設協、文挾誠一会長)は3日、大阪市の帝国ホテル大阪で記者会見を開き、5月28日から30日まで大阪市のインテックス大阪で開催する「JECA FAIR 2025~第73回電設工業展」について概要を発表した。富井弘之実行委員長は「大阪万博と開催時期が重なる。会場も近いので相乗効果による今まで以上の活況を期待したい」と語った。
「電設技術が拓く新たな可能性~進み続ける世界と共に~」が今回のテーマ。4月3日現在、大阪会場としては過去最多の255社849小間が出展を予定。3日間でこれまで最多の9万8000人以上の来場を目指す。
今回は例年の3棟から4棟へと会場面積を拡大。過去のアンケートを参考に通路幅を広げる、利便性を高めた会場設定にするなど、とした。主な取り組みとしては防災コーナーを復活し、災害に対する備えについて、ライフラインを支える電設業界が発信していく。復興支援コーナーでは、能登に関する物産を取り扱う。また学生が来場しやすいよう、バスの借り上げ費用の補助や公共交通費の助成を実施。既に工業系高校5校の参加が決まり、問い合わせも多いという。
初日の特別講演では、元プロ野球選手・監督の工藤公康氏が「未来を見据えた組織マネジメント~実現のための思考と行動~」の演題で特別講演を披露する。