千葉市は4日、東部児童相談所等新築設計業務委託の簡易公募型プロポーザルを公告した。委託限度額は1億8536万1000円。(仮称)東部児童相談所等複合施設の建設に向け、基本・実施設計を取りまとめる。委託期間は570日間。2026年3月頃までに基本設計成果品、27年2月頃までに計画通知(確認済み証発行)成果品の提出を求める予定。建設工事は、建築、電気設備、空調設備、給排水設備、昇降機設備の5分離とし、27年度に総合評価落札方式一般競争入札で発注。29年7月頃の供用開始を目指す。主要な工事は27年度議会案件となる想定。
建設地は、中央区末広3―19―8ほか。敷地面積は約1万5800㎡で、このうち約4000㎡を末広高齢者スポーツ広場とする。
建物は3階建て、延べ床面積7550㎡程度の計画。延べ床面積の内訳は、児童相談所および一時保護所約4450㎡、発達に係る相談支援機関(養護教育センター、こども発達相談室、発達障害者支援センター)約2300㎡、(仮称)子育てひろば約600㎡、地域交流スペース約200㎡。構造については、基本設計段階で決定する。
基本計画策定等支援業務は、豊建築事務所が担当した。
構成施設のうち、東部児童相談所と養護教育センターは、美浜区高浜3―2―3からの移転新築となる。なお、RC造4階建て、延べ床面積4763・07㎡、1996年度建築の既存建物については、東部児童相談所などの移転後に西部児童相談所の単独施設となり、老朽化に対応するための大規模改修工事を検討している。
プロポーザルの参加資格要件は、市の測量・コンサルタント入札参加資格者名簿において建築関係建設コンサルタントに登録され、16年4月1日から25年3月31日までに児童を一時保護する施設を併設した児童相談所の新築または建て替えの基本設計を元請けまたは共同企業体などの代表者として履行した実績を有し、一級建築士事務所の登録を行っている単体企業、共同企業体、共同事業体であることなど。また、協力会社を使用することが可能。
今後は、9日まで一次審査に関する質問を受け付け、14日に回答を公開する。15日に一次審査に関する参加表明を締め切り、30日に一次審査結果を公表。30日~5月7日に二次審査に関する質問を受け付け、5月14日以降に回答を公開し、30日まで二次審査技術提案の提出を求める。6月中旬頃にヒアリングを行った後、速やかに二次審査結果を公表する。