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千葉県袖ケ浦市

活用に向け進入路検討/旧代宿学校用地約1.7ha/袖ケ浦市

2025/04/08 日刊建設タイムズ

 袖ケ浦市は、旧代宿学校用地1万7095・26㎡について、民間による利活用を検討している。1日には「道路検討設計委託(旧代宿学校用地)」の指名競争入札手続きを開始した。14~16日の入札期間を経て、17日に開札する。業務では、用地の立地状況や道路状況から地域振興につながる利活用を検討するとともに、進入路整備のための予備設計をまとめる。委託期間は11月25日まで。その後は、都市計画法などに基づく土地利用上の規制などを整理した上で、今後の事業展開を検討していく。

 用地は、代宿100―1ほかに所在。現況は、さら地。代宿団地南公園の東側に隣接し、北側に市道代宿新納線(平成通り)が通っているが、接道はしていない。

 敷地の大半が市街化区域、第一種中高層住居専用地域に該当し、建蔽率60%、容積率200%。

 1983年に、県企業庁から学校用地として無償譲渡された。

 その後、地域住民のグラウンドゴルフ場や少年野球チームの練習場として使われたほか、新庁舎建設候補地の一つに挙がったが▽用途変更やライフラインの整備に時間がかかる▽進入路部分の用地取得および造成工事が必要▽各公益施設との距離が遠い――などが課題とされた。

 新型コロナウイルス感染症の拡大の影響もあり、地域での利用が無くなり、新たに学校などの教育施設を建設する計画も無いため、2024年3月15日に用途廃止し、普通財産となった。

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