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茨城県坂東市

調整池工2件を計画/坂東市 ハイウェイ・オアシス/1件目の公告準備

2025/04/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 坂東市が進めている坂東PAを活用した地域拠点整備事業(ハイウェイ・オアシス)において、2025年度は、調整池設置工事と公園整備工事を計画中。調整池設置工事は2回に分けて発注。4~5月に1回目の発注を行い、2回目の発注は夏ごろに実施する。公園整備工事は第2四半期の発注を予定している。そのほか、公園の実施設計や連結路の予備設計などの基本設計を行う。

 調整池は、2件の工事を実施する。1件目は4~5月の発注となり、入札方法は一般競争入札。順調に進めば6月ごろから着工、年内の工事完了を目指している。工事内容は、堤防築造工事や管理用通路工事が主になる。

 第2四半期には2件目の発注を行う予定で、入札方法は一般競争入札。工期は9カ月を見込んでおり、できれば25年度内に完成させたい考えだ。主な工事内容としては、調整池2つの地盤改良工事になる。25年度当初予算では、調整池設置工事費として1億5000万円を確保している。

 公園整備工事については、第2四半期に発注となる。入札方法は一般競争入札。工期は6カ月で、25年度内の完成を目指す。広場の整備工事や路盤工事、排水整備工事や縁石工事などを行う。広場の整備には駐車場の整備も含んでいる。25年度当初予算では、公園整備工事費として1億2200万円を計上した。

 そのほか25年度は、連結路の予備設計を主とした基本設計の委託や、24年度に引き続き公園整備にかかる実施設計の委託を行う。

 坂東PAハイウェイ・オアシスの一部はすでに供用を開始している。ローソンなどを含んだ部分や、市道弓馬田638号線が24年10月より供用されており、圏央道および一般道(市道)の両側からのアクセスが可能になった。また、25年3月には施設近辺にある結城坂東線バイパスが開通し、周辺道路の整備が着々と進められている。

 坂東PAハイウェイオアシスは、桜の里山を生かした地域住民の憩いの場を提供し、台地で安全な地形を生かした周辺市町を含む広域的な防災拠点を形成することが目的。23年9月に県内初となるハイウェイオアシス事業として承認。市の魅力を市内外に発信、災害に対して迅速な対応、訪れた人に快適と楽しみを与え、新たなにぎわいを創出。地域に愛される地域連携拠点としている。

「坂東PA ハイウェイ・オアシス」イメージ図(坂東市HPより)

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