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(一社)日本機械土工協会

小野和日児会長は再任/技術評価制度創設を

2006/05/19 本社配信

 (社)日本建設機械化協会(JCMA、小野和日児会長)が通常総会を東京・港区の虎ノ門パストラルで開催した。役員改選では小野会長が再任、副会長は岡崎治義氏が再任、坂根正弘・(株)小松製作所代表取締役社長と山本卓朗・鉄建建設(株)代表取締役社長が新任となった。

 会の冒頭で小野会長は「私どもの現在の環境は厳しい状況だが、今年度の18年度事業計画の審議をよろしくお願いしたい」とあいさつした。

 会では17年度事業報告・決算、今年度の事業計画案・予算案すべて承認された。今年度は<1>環境<2>安全・安心<3>品質確保・技術評価<4>新技術の調査研究・普及-を柱に業務を推進する。

 新規事業では、土木機械設備技術評価エキスパート認定制度(仮称)の創設を図り、建設機械関係の総合評価方式入札契約において発注者の業務支援を行う。また公益法人改革への対応として、公益事業の拡充・収支状況の改善に取り組む。また国土交通省との災害応急対策協定を、全支部において締結する。

 このほか建設機械施行技術検定試験や展示会「CONET2006」の開催を予定している。

 総会後は、懇親会が開催された。来賓あいさつでは国土交通省の清治真人技監が「国や地方の財政は改革を必要とする厳しい状況。社会資本の維持・更新、災害対策などもあり、皆様からは新しい知恵をいただきたい。また談合・ダンピング問題により、建設システム全体に対する信頼が揺らいでいる。これを立て直さなければならない。これからも産官学の連携をしっかりとやっていただきたい」と述べた。

 また新任の山本副会長「(副会長就任について)大変微力ではありますが努力してまいります。建設業界は後戻りできない改革に突入しています。ご協力お願いします」とあいさつ、乾杯した。



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