埼玉県土木施設維持管理協会(山口新次会長)は9日、SDGs講習会をさいたま市内で開き、協会員企業から30人を超える参加者が集まり、埼玉県のSDGsについて理解を深めた。
講習に先立ち山口会長は「埼玉県はSDGsに積極的に取り組んでおり、当協会としても会員皆さまに周知させていただき、協会全体で取り組んでいけたらと思っている。持続可能な開発目標について学び、われわれの未来について考える貴重な機会」と、有意義な講習となるよう期待した。
講習のテーマは「埼玉県におけるSDGsの推進について」。講師は、県企画財政部計画調整課総括・SDGs推進担当の月崎智哉氏が務めた。月崎氏は、県が日本一暮らしやすい埼玉の実現を目指すため、ワンチーム埼玉で埼玉版SDGsを推進していることを説明。その目的に賛同する企業や団体等による「官民連携プラットフォーム」に、今年3月末までに2220者が入会。SDGsに自ら取り組むとともに県と連携してSDGsを普及する企業・団体の「埼玉県SDGsパートナー」登録制度には、今年3月末までに1923者が登録するなど、着実に増加している状況が明らかになった。さらに、埼玉版SDGs推進アプリS3(エスキューブ)は3月28日現在で3万を超えるダウンロードがあり、内容や機能を説明して一層の利用を呼び掛けた。
写真①=あいさつする山口会長
写真②=多くの会員が集まったSDGs講習会