国交省北陸地方整備局長岡国道事務所は、今年度から地域高規格道路・一般国道253号「八箇峠道路」の工事に着手する方針で、工事用道路2路線および(仮称)川治川橋下部の工事発注を完了した。本線工事やトンネル工事に先行して設置する工事用道路工事(W4m程度)については、現地に雪が残っているため、一部除雪作業を行った後、工事に着手する見通しだ。
注目の「新八箇峠トンネル工事」(十日町市八箇地内)については、第4四半期にWTO対象の一般競争(総合評価落札方式)により入札執行する見通し。概要は工事延長約850m、内空断面積約70㎡、橋梁床版工一式など。工期約31か月。設計は東京コンサルタンツ(東京都千代田区)が担当。トンネルの総延長は約3kmで、残り区間については19年度以降に発注する予定。
「八箇峠道路」整備に係る今年度の事業費では27億5000万円が配分されている。
なお、工事用道路のうち、まず十日町市側の工事は村山土建が担当(工期は10月31日まで)。一方、南魚沼市側の工事は上越建設興業が担当(工期は11月30日まで)。また、川治川橋下部工事については村山土建が施工を担当している(工期は11月30日まで)。