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群馬県高崎土木事務所

高崎土木事務所の本木氏インタビュー

2025/04/15 群馬建設新聞


高崎土木事務所には初めての勤務。高崎土木事務所は管内も広く、工務関係が7係あるほか建築係も抱え、職員数も多く、事務所の舵取り役を担うことに大きな責任を感じているという。「高崎市と緊密に連携し、高崎市と群馬県の発展につながる事業を一つ一つ丁寧に着実に進めていきたい」と意気込む。また「職員、建設業界がお互いに、やりがいを感じながら、胸を張って事業を進められるよう環境づくりに取り組みたい」と抱負を述べ、事務所内では「職員の健康を前提に、それぞれの役割のもと、職員一丸となって高崎市の安全・安心の確保と地域の活性化に向けて取り組んでいきたい」と意気込む。

所管事業については「烏川、碓氷川、井野川、鏑川などの大規模な河川改修や調節池整備のほか、西毛広域幹線道路、高崎神流秩父線などの大規模なバイパス整備とともに、歩道整備や電線共同溝、砂防や都市公園など、都市部から中山間地まで幅広い多様な事業がある」と語る。本年度は西毛広域幹線道路の「高崎工区」や「高崎安中工区」をはじめとするバイパス整備、井野川など、防災・減災対策事業を着実に推進して、災害レジリエンス№1という目標に向け尽力していきたい」と決意を述べる。事業推進に当たっては、県土整備プランに基づいて地域の皆さんのご理解、ご協力をいただきながら、計画的に事業を進めていきたいとの考え。

いろいろな思い出の中で、ダム関係の業務に携わることが多かったため、倉渕ダムの中止と八ッ場ダムの検証再開のことを思い出すと話す。「さまざまな関係者のご協力のもと仕事を進めることができたが、それぞれ中止や再開の結果となった。いずれも多くの皆さまの協力がなければ、何も始まらず、多くの皆さまに支えられながら何とかやっていた」と当時を振り返る。

若手職員へは「失敗を恐れずチャレンジ精神を持って積極的に取り組むことや、知識や技術の習得は一朝一夕とはいかないので、焦らず着実に経験を重ねていくこと、ものづくりの大切さを知ってもらうこと」を期待したいと呼び掛ける。

建設業界へは「インフラの整備や維持管理のみならず、災害時には地域の守り手として、安全・安心の確保や社会経済活動の維持のために欠かすことのできない存在。日ごろから災害対応組織力の維持に向けた支援や取り組みが重要」と語る。

趣味や休日の過ごし方は、山登りや散歩、コロナ禍で始めた庭木の剪定など。「腰痛を防ぐために歩き始めたら、いつの間にか山登りに。コロナ禍で始めた庭木の剪定も、まったくの素人でつい切りすぎてしまう」と笑顔を見せる。

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