甲州市は塩山B&G海洋センター(塩山小屋敷地内)の大規模改修を計画している。老朽化が進む設備類を中心に更新し、利便性向上を図る。工事にB&G財団からの補助金を活用したい考え。近く設計に着手し、2026年度の着工・完成を目指す。
市生涯学習課によると、施設は1993年にオープン。RC(一部S)造一部2階建てで、延べ床面積は約1709㎡。駐車場・駐輪場共に60台を備える。1階には25m温水プールのほか幼児用プール、ジャグジープールがあり、2階は各種運動器具を備えたトレーニングルームとなっている。
大規模改修は施設開業後始めて。築30年以上が経過し、近年は雨漏りが発生するなど老朽化が進むという。工事の詳細な内容は設計の中で検討するが、主に1階部分を改修する見込み。今のところ空調やボイラーなど設備類を中心に更新する考えで、内外装については工事費をみながら検討するという。
設計は4月の入札で発注する予定で、25年度当初予算に設計費786万5000円を計上した。今夏までに概算事業費を算出し、それを基にB&G財団に事業費の補助を申請するという。
補助が決まれば26年度に着工、完成する予定。市はできるだけ施設を運営しながら工事を進めたい意向で、今後設計者らと協議するとしている。