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常陸那珂港 国際ターミナル整備/2工区に分け施工

2025/04/19 日本工業経済新聞(茨城版)

 関東地方整備局および県が整備を進める茨城港常陸那珂港区中央ふ頭地区国際物流ターミナル整備事業は、国、県それぞれが2工区に分けて埋め立て整備を進める計画だ。国が岸壁、耐震強化岸壁、取付護岸を整備。県では側面護岸(東)、背後の埠頭用地の埋め立てを行う。埋立工事期間には着手から国が5年8カ月、県では10年6カ月以内を想定している。

 同事業では、常陸那珂港区中央ふ頭地区の岸壁(水深12m)、耐震強化岸壁(水深14m)および埠頭用地として背後の埋立を行うもの。国では、エプロン幅50mのD岸壁(水深12m)延伸部分(30m)の裏を第1工区、エプロン幅50mの耐震強化岸壁(330m)と取付護岸(30m)を第2工区として整備。耐震強化岸壁は2031年度の供用を目指しており、埋立工事の期間として第1工区は着工から1年8カ月、第2工区は着手から5年8カ月を想定する。埋立規模には、耐震強化岸壁、岸壁が1万516・10㎡で、うち埋立区域が1万4490・82㎡。

 県では、国が施工する岸壁、耐震強化岸壁エプロン背後の50m区間を第1工区、さらに背後の150mを第2工区として進める。第1工区の埋立期間には着手から5年6カ月、第2工区および全体の埋め立て工事期間には10年6カ月以内を予定。埠頭用地の埋立規模は8万2943・84㎡、緑地等246・83㎡の計8万3190・67㎡。

汚濁防止膜展張位置図

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