国土交通省は『点検支援技術性能カタログ』に橋梁・トンネル・舗装の点検および道路巡視の60技術を追加した。道路構造物点検の高度化、効率化を狙いとする。
橋梁点検技術には31技術を追加。斜材ケーブルに設置した装置を移動しながら斜材表面を撮影する画像計測技術、ドローンに搭載した赤外線カメラ画像からうきを検知する非破壊検査技術などを新たに掲載した。
トンネルは6技術を追加。AIと画像処理技術によりひび割れ、漏水・遊離石灰などの変状を自動検出する技術など。
舗装は16技術。いずれも性能評価項目(ひび割れ率・わだち掘れ量・IRI)のすべて、またはいずれかの評価項目をすべての区分で判定できる技術であり、かつ一定以上の精度の技術。
道路巡視は7技術を追加。ポットホールの位置を特定できる技術、区画線の摩耗を判定できる技術、標識隠れを判定できる技術で、かつ一定以上の精度が確保された技術を掲載した。