21日に開かれた県建設業協会佐久支部並びに佐久建設事業協同組合(松本知雄支部長・理事長)の通常総会で、松本支部長が辞任を表明した。新支部長には矢野健太郎副支部長が選出された。
松本支部長は「任期途中だが一身上の都合で辞任を決めた。皆さまに支えられて本日まで来られた。今後も新支部長を中心に、佐久支部を盛り上げてほしい」と退任のあいさつ。
矢野新支部長は「これまで松本支部長という兄貴分に引っ張ってきていただいた。長い間ありがとうございました。心の準備がないまま伝統ある佐久支部長をお受けすることになり、具体的な方針はこれからだが、会員の皆さまと共に持続可能な建設業を実現すべく活動をしていきたい」と述べた。
また矢野氏の支部長就任に伴い、新たな役員として副支部長に堀籠茂文氏(安土倍組)、理事に森屋重久氏(森屋建設)、監事に佐藤謙也氏(小宮山土木)も選出した。
議事では事業計画などの議案を全て承認。本年度は「会員のための協会づくり」を基本に、会員各社からの要望事項の実現、会員各社の経営基盤の強化、会員の資質向上・安全意識の高揚を目的とした講習・研修会などに取り組む。
議事の冒頭、松本支部長は「建設業界を取り巻く環境は厳しくなっているが、自然災害への対応や老朽化したインフラ整備など喫緊の課題は多い。課題を解決するためにはには安定的・持続的な事業量の確保が必要」と話した。