前橋市は、2025~27年度で整備を計画している前橋工科大学(上佐鳥町460-1)2号館・図書館改築事業について、概算工事費に31億130万3000円を見込んでいることを明らかにした。25年度は、9月までに土壌汚染状況調査に取り組み、10月以降の一般競争入札公告、工事着手を想定している。発注は、建築、電気設備、機械設備の3分離とする。
改築は「書籍・資料の集積基地と高度な学修環境を整えた学びの創出基地」をコンセプトに、合築により計画している。建設場所は既存2号棟西側の旧実験棟跡地。
改築規模についてはRC造4階建て、延べ床面積4937・15㎡で計画している。主な内包施設は◇1階=展示・インフォメーションスペース、プレゼンテーションルーム◇2~3階=図書館、教員室◇4階=スカイラウンジ、プレゼンテーションルーム、共同研究室-など。
基本・実施設計は亦野建築設計事務所(前橋市)がまとめた。
既存の2号館と図書館は、新施設が完成した後に解体を予定している。各施設の規模は、2号館がRC造3階建て、延べ床面積1803・3㎡、1972年建設。図書館棟はRC造4階建て、延べ床面積2076・89㎡、76年建設となっている。