つくば市はスポーツ施設関連工事3件を予定している。大穂体育館(筑穂地内)では1億6731万円を充て、輻射式空調を新設。同館を含む3施設の吊下型バスケットゴール改修などについても実施する計画。高崎サッカー場(高崎地内)においてはトイレ兼倉庫を改築する。いずれも6月までに工事に係る一般競争入札を公告し、8カ月程度の工期で施工を進めていく見込みだ。
大穂体育館(筑穂1-10-4)の空調設備改修工事では、アリーナを1周する形で輻射式空調9基を設置していく。窓への遮熱フィルム貼り付けによる断熱改修も実施する。工事費に1億6731万円、監理委託費312万4000円を盛った。andHAND建築設計事務所(つくば市)が改修設計を担当。建物の構造がRC造2階建て、延べ床面積2314㎡、1983年度築。
吊下型バスケットゴール改修の対象となるのが、大穂体育館、豊里体育館(高野1197-20)および東光台体育館(東光台5-13-5)の3施設。いずれもアリーナにバスケットコート1面を備える。豊里体育館ではアリーナおよび観覧席上部の照明LED化についても合わせて実施。アトリエ03建築設計事務所(つくば市)が改修設計をまとめた。
施設概要については、豊里体育館がRC造2階建て、延べ床面積1344㎡、83年度築。東光台体育館はRC造2階建て、延べ床面積1034㎡、88年度築となっている。
高崎サッカー場(高崎14-1)においては、敷地南側の屋外トイレ兼倉庫を改築。当初予算には工事費7316万1000円、監理委託費300万3000円を措置している。6月に工事を公告し、2026年2月ごろの整備完了を目指す。新築規模がW造平屋建て、床面積45・54㎡。
建物内には男子トイレ(和洋各1、小3、手洗器2)、女子トイレ(和1、洋2、手洗器2)に加え、多機能トイレ1カ所(洋1、手洗器1、手すり、ベビーチェア、ベビーシート、オストメイト)などを整備予定。入口は段差のないバリアフリー仕様とする計画。解体する既存トイレはW造平屋建て、床面積36㎡、1995年度築。設計については青山建築設計事務所(つくば市)が手掛けた。