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千葉県銚子市

旧第六中改修・活用へ/船木・椎柴小統合で27年度/銚子市

2025/04/30 日刊建設タイムズ

 銚子市は、船木小学校および椎柴小学校の統合を計画しており、統合場所を旧第六中学校とし、2027年4月1日に統合校を開校する方針を固めた。3月12日開催の「24年度第10回総合教育会議」で、越川信一市長は、統合先となる旧第六中学校について「校舎を活用するに当たり、改修など施設整備が必要」との見解を示した。石川善昭教育長は「地域から非常に強い要望を受けており、早急な統合が求められている」と強調した。

 安藤隆・財政課長は、旧第六中学校の施設整備について「大規模改修を行う場合、国の補助金が活用可能」と説明した上で、「建築資材の高騰などにより、国の補助基準単価と実際の建築単価が異なる可能性が生じる」と話した。

 旧第六中学校は、野尻町553の敷地面積1万3711㎡に所在。同校は20年度末に閉校した。

 建物は▽管理特別教室棟=RC造3階建て、延べ床面積2051㎡、1992年建築▽普通教室棟=RC造2階建て、延べ床面積1541㎡、92年建築▽屋内運動場=S造平屋建て、床面積576㎡、65年建築――など。

 船木小学校は船木町140、椎柴小学校は小船木町1―385にある。

 両校では、学童未設置に伴う他小学校への区域外通学者の増加や出生数の減少などにより、児童数が減少。2024年7月に実施した保護者アンケートで、旧第六中学校を統合場所とし、早期統合を望む声が多数寄せられた。

 10月31日には、地域住民で構成する六中地域活性化委員会から、越川市長と石川教育長に対し「船木小学校と椎柴小学校の再編に関する要望書」が提出された。要望内容は、両校の早期統合、統合先として旧第六中学校の活用、施設環境の整備など。

統合先となる旧第六中学校

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