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長野県飯山市

整備費約13億円/実施設計は随契、工事は26年2月/市営飯山シャンツェ整備

2025/05/02 長野建設新聞

飯山市はスキージャンプ台「市営飯山シャンツェ」の整備費が12億8368万円(税込)を見込んでいることを明らかにした。4月24日の視聴定例記者会見で整備内容や事業費などを説明。工事は2026年2月の発注を計画しており、工事費や施工管理費については9月補正で債務負担行為を設定する方針。

飯山シャンツェ(飯山市飯山9000番地)はノーマルヒル(長さ69m、最大斜度35°)、ミディアムヒル(プラスチックシャンツェ:長さ64m、最大斜度32°)、スモールヒル(プラスチックシャンツェ:長さ27m、最大斜度30°)で構成。27年度に県内で開催される国民スポーツ大会のスキー場競技会場として適合させるため、改修を行う。基本設計はアクセス(北海道)が担当。なお、実施設計は今月中にも随意契約で事業者を決める。履行期限は2026年1月までを想定。

整備内容はアプローチ(インラン)のアイストラック、アウトランの延長、ランディングバーンおよびアウトランのサマー化へ人工芝、既存スロープカー改修工事、ノーマルヒル用のナイター照明設備など。工事は26年2月に発注する計画だが、一括なのか分割して発注するのか、また発注方法は今後検討していくとした。工期は26年12月までを予定。

ノーマルヒルは1969~70年度、ミディアムヒルおよびスモールヒルは86~88年度にかけて建設。28年2月の国民スポーツ大会冬季大会、さらにはその後の利活用も見据え、施設を修繕・改修する計画。飯山のシンボルとしてシャンツェを活用した地域活性化や観光振興を図る。

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