埼玉県測量設計業協会(及川修会長)は22日、本年度の設計技術研修会を、さいたま市内のプラザウエストで開いた。当日は会員企業の技術責任者を中心におよそ110人が集まり、参加者は賛助会員の3社から最新の話題や技術を聞き、スキルアップに努めた。
この研修は毎年、技術調査委員会が、会員の技術力向上を目的に、会員の関心があることや、技術力向上につながるテーマを設定して毎年開催している。今回の研修会は参加者数が前年同時期の研修会の2倍超となったため、急きょプラザウエス内に第2会場を設けて対応した。
冒頭、主催者を代表して及川会長は「当協会の会員数も4年前の47社から現在は57社にまで増えた。賛助会員の15社とあわせ72団体で今年度は事業運営を進めていきたい」との方針を述べた。続けて、同協会が今後の協会の方向性を示す計画としてまとめている『測量ビジョン』について「今年秋には発表して、実行していくことを目標に掲げている」との考えを示した。
研修会の内容と講師は、①2次元から3次元の作成と利活用~CIMコミュニケーションシステムの紹介~(福井コンピュータ・北方剛氏)②劇的に変わる!大容量点群の効果的な編集から2次元図面作成まで(アイサンテクノロジー・萩田祐士氏)③3DLASデータを利用した3DモデリングCADの活用(トリンブルパートナーズ埼玉・海野佳子氏)。それぞれ質疑応答も合わせて行われ、理解を深めた。
写真=100人を超える参加者が集まった研修会