埼玉県電気工事工業組合青年部会は4月24日、さいたま市内の埼玉電気会館で第40回通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選では、新たな会長に石井健太郎氏(春日部支部、森電気)を選任した。石井新会長は就任あいさつで「青年部の活動を皆が心から楽しいと感じられる会にしていきたい。誰もが魅力を感じられる青年部をつくっていこう」と呼び掛けた。
総会の冒頭、あいさつに立った小島昇会長は、会員拡大について「全国的に青年部会員は減少傾向にあるが、今年3月の全国青年部協議会の会員増強期間コンテスト100日チャレンジにおいて、増加数部門で第1位、増加率部門で第2位、プロセス部門で第2位というすばらしい成績を収めた」と報告。「これも皆さまが会員勧誘に積極的に取り組んだ結果」と感謝の言葉を述べた。
来賓あいさつで埼玉県電気工事工業組合の沼尻芳治理事長は「青年部会が将来の組合に新たな活力を生み出す場となっていることを強く信じている」と一層の活躍に期待した。
議事では、2024年度事業報告および決算報告、25年度事業計画や理事・監事選任などの全議案を原案通り承認した。25年度事業計画によるよると、スキルアップ研修会、若手人材確保事業等のほか、6月開催の高校生ものづくりコンテストの電気工事部門に審査員の派遣などを行う。
総会後、新役員による第1回役員会を開き、新たな会長に石井理事を選任した。副会長は久喜支部の弓木大輔理事(弓木電設社)、熊谷支部の大澤智章理事(エーステクニカ)を選任した。大宮支部の比嘉康晃が顧問、前の会長の小島理事は相談役に就いた。
就任あいさつで石井新会長は「これまで多くの諸先輩方が築き上げてきた歴史ある青年部会を引き継ぐにあたり、身の引き締まる思い。青年部会の運営、活動に全力で取り組む所存」と決意を新たにした。続けて「私は、青年部の活動を皆が心から楽しいと感じられる会にしていきたいと考えている。単なる集まりではなく、参加する意味や意義を実感して、喜びや充実感が得られるような場としたい。そのためには一人ひとりが主体的に活動に関わり、それぞれの力やアイデアを集結することが不可欠」と強調。多くの会員の参加を得て、活動や交流をより充実させて業界全体の活性化を図っていきたいと抱負を述べた。
写真=新会長就任あいさつを述べる石井氏