記事

事業者
国土交通省高崎河川国道事務所,その他記事(公共)

高崎河川国道事務所は2025年度の事業概要

2025/05/09 群馬建設新聞


高崎河川国道事務所(杉﨑光広所長)は2025年度の事業概要を明らかにした。道路事業における事業費は70億3100万円となり、最大の事業費を投じるのは国道50号前橋笠懸道路の29億円。次いで国道17号中村交差点立体には9億9300万円の事業費で、橋梁下部工事などを進める。また、新規事業として安中市道の駅整備に向けた調査設計などを位置付けている。

国道50号前橋笠懸道路は事業中区間の調査設計、用地買収を推進するとともに伊勢崎市赤堀今井町~みどり市笠懸町鹿のバイパス区間(延長7・5㎞)において、改良工事および橋梁下部工事を進める。

新規事業の国道18号安中市道の駅整備については調査設計業務に着手する。道の駅は国道18号安中市松井田町横川地内沿道に開設する計画となっている。

本事業は、周辺の多様な観光資源・エリアとも連携した、広域的な観光拠点と碓氷峠周辺における、有事の際の防災拠点の確保を目的に安中市により計画されたもので、休憩施設や防災拠点、緊急輸送路上の支援拠点としての必要性から、「一体型」で整備を計画している。

また、道路調査の見通しについては国道50号本町二丁目交差点を対象に概略ルート・構造の検討を進めていく

このほかの主な事業は次の通り。

【国道17号中村交差点立体】

渋川市中村の中村交差点における慢性的な渋滞の緩和と交通円滑化を図るために事業を計画。延長0・8㎞区間において、調査設計、改良工事、橋梁下部工事を推進する。

【国道17号上武道路】

暫定2車線区間の調査設計を推進するとともに、前橋市上細井町~同市川端町までの延長2・6㎞において、橋梁上部工および舗装工事を推進する。事業費は6億6100万円とした。

【国道17号綾戸バイパス】

事業費7億円を確保し、渋川市上白井~沼田市岩本町の延長2・3㎞区間において、調査設計、用地買収、改良工事、橋梁下部工事を推進するとともに、綾戸第一橋上部工事に着手。

【烏川上流築堤】

高崎市根小屋町地区において、樋管新設などを実施する予定となる。事業費は3億3500万円とした。

【国道17号三国防災】

急峻な山岳地帯の線形・視距等の局部改良および老朽橋の架け替え、新三国トンネルの整備等を行い交通の安全を確保することを目的とした防災事業。みなかみ町羽場~新潟県南魚沼郡湯沢町三国(延長17・4㎞)において、調査設計を推進する。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら