太田市は旭中学校と毛里田中学校、尾島小学校および生品小学校の4校でトイレ大規模改修を行う。うち中学校2校を6月までに条件付き一般競争入札でそれぞれ公告する。小学校2校は7月までの公告を見込む。中学校では優先的に工事を完成させたいため、7月の夏休み開始に合わせて着工できるよう入札手続きを行う。当初予算では、総事業費2億2000万円を計上した。
工事内容は各校とも校舎トイレを対象とし、給排水管、衛生器具、電灯・換気設備、トイレブースの更新、床の乾式化および便器洋式化などを予定している。設計を直営で進めており、予算の範囲内でできるようであれば、体育館や武道場などのトイレで便器更新工事も行いたいとしている。
おおむね校舎は東棟と西棟が併設される形で建設されており、生徒用トイレは各棟各階に男女1部屋ずつ設置されている。また、1階に職員用トイレがある。
旭中(東矢島町1082-1)校舎は1989年竣工、RC造3階建ての1棟となり、延べ床面積は4484㎡の規模。武道場と屋内運動場も敷地内に設置されている。
毛里田中学校(矢田堀町242-2)は管理・普通教室棟(南東校舎)と特別教室棟(北校舎)の2棟により構成される。ともに84年の建設でRC造3階建て、南東校舎は延べ床面積1483㎡、北校舎は延べ床面積1351㎡の規模で整備。屋内運動場と武道場も建設されている。
尾島小学校(亀岡町61-2)は南棟と北棟の2棟の普通教室棟で構成。南棟はRC造4階建て、延べ床面積3425㎡、82年の建設となる。北棟はRC造3階建て、延べ床面積3418㎡、83年に完成した。屋内運動場も設置されている。
生品小学校(新田村田町1365)は北校舎と西校舎および南校舎で構成。北校舎が84年竣工のRC造3階建て、延べ床面積1283㎡、西校舎が95年建設のS造平屋、床面積243㎡、南校舎は98年完成のRC造3階建て、延べ床面積3497㎡となる。屋内運動場も整備されている。