県土整備部は19日、小山川、中川・綾瀬川2ブロックの河川整備計画を策定した。調節池、河床整備などが多数計画されている。
中川計画から順次見ていくと、河床を下げるとともに河道の拡幅、築堤により拡大を図る。
綾瀬川計画では、大門下と上の調節池、新和西、原市沼の調節池などを整備する。
毛長川の整備計画では、綾瀬川合流点から毛長川調節池越流堤下流端までの区間、赤井橋8・62kmから上流端までの9・73kmを河床を下げるとともに河道拡幅、築堤などを進める。
辰井川整備計画では、峯辰井橋上流付近を対象に河積拡大を図り、新郷多目的遊水地整備を進める。
伝右川整備計画については、草加市新栄町、草加市草加6丁目地内の築堤、神明排水機場(毎秒20立方m)に増強する。
古綾瀬川整備計画は、草加市八幡町地内、松江新橋下流、越戸橋下流付近などの河床掘り下げで河道拡幅などを実施する。
元荒川、福川、御陣場川など他の河川計画については河川砂防課のホームページを参照。
河川整備計画策定は、河川法16条2に基づき策定。今後概ね30年間で行う河川整備や管理における具体的な目標を定め、治水・利水だけではなく保全が位置づけられている。時間雨量50mm程度の降雨洪水に対処可能とする。