東金・茂原・木更津間首都圏中央連絡自動車道建設促進協議会など7団体の総会が13日、茂原市内の真名カントリークラブ2階バンケットルーム「むくげ」で開催された。2025年度事業計画案など全ての議案が承認された。同協議会の総会では、市原淳会長(茂原市長)が、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)大栄ジャンクション(JCT)・松尾横芝インターチェンジ(IC)間の26年度の開通に向けた整備に言及。「県内区間がつながることで、企業誘致や観光振興の促進などインフラストック効果が期待される」との見解を示し、1日も早い県内未整備区間の全線開通と、暫定2車線区間の4車線化に向け、関係機関への積極的な要望と引き続きの協力を求めた。
来賓の藤井和久・千葉国道事務所長が圏央道の整備状況を説明。「地域の強い熱意を受け止めるとともに、関係機関と密に連携し、1日も早い県内未整備区間の全線開通に努める」と意気込んだ。
そのほか、四童子隆・県県土整備部長代理の國本孝次長が祝辞を述べた。
25年度の事業計画は、総会・幹事会の開催、道路関係団体合同による研修会の実施、4車線化を目指した道路整備事業の促進等の要望活動など。
県道茂原・白子バイパス建設促進期成同盟会の総会では、市原会長があいさつに立ち、未整備区間の整備状況を説明。「整備進捗率は29・4%となっており、整備に時間を要している」と述べ、「緊急輸送道路として極めて重要な路線であるため、予算の増額など積極的な要望活動を進めていく」と力を込めた。
来賓の酒井茂英・県議会議員(自由民主党千葉県議会議員会)は「スピード感を持って整備を進めてほしい」と要請した。
そのほか、齊藤博美・県県土整備部道路整備課長が来賓祝辞を述べた。
25年度は、総会・幹事会の開催、道路関係団体合同による研修会の実施、開通目標の前倒しに向けた道路整備事業の促進等の要望活動などを計画している。
無災害河川へ事業促進/一宮川流域治水対策協
一宮川流域治水環境対策協議会の総会で、来賓あいさつに立った西ケ谷正士・県議会議員(自由民主党千葉県議会議員会)は、一宮川流域浸水対策特別緊急事業について「一宮川上流域や支川の浸水対策では、用地取得を伴う箇所が多くなる。地域住民の要望に応えることが重要」との見解を示し、「災害に強い河川から災害の無い河川となるよう、事業の促進に努める」と強調した。
そのほか、庄司強・県県土整備部河川整備課長が祝辞を述べた。
25年度は、流出抑制対策の推進、河川改修事業の促進等の要望活動、水防に資する事業などに取り組む。
千葉県道路協会長生支部の総会では、25年度の事業計画について説明し、交通安全施設の整備、道路改良、関係機関との連携などを促進するとした。
千葉県河川協会長生支部の総会においては、25年度の事業計画として、河川改修事業等の要望活動、各市町村等が行う事業の促進などを挙げた。
そのほか、長生郡市土木行政推進協議会と長生郡地籍調査推進協議会の総会が開催された。