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群馬県企業局発電課

白沢発電所建屋建築工を 9月までの一般競争

2025/05/14 群馬建設新聞


県企業局発電課は2025年度、沼田市白沢町尾合地内で白沢発電所の建屋建築工事を計画している。工事は9月までの一般競争入札公告を予定する。工事期間は18カ月を見込む。設計は北電技術コンサルタント(富山県富山市)が受託してまとめた。建屋はS造平屋、床面積約500㎡の規模での建築を予定。施工数量などは設計の成果のため、発注時に内容が変更となる場合もあるとしている。

建築地は沼田市白沢町尾合甲850。建築する建屋はS造平屋、床面積534・68㎡の規模となり、既存発電所の基礎を使用して建築する。377・6立方mのコンクリートと鉄筋20tを使用し建築する。屋根は露出断熱アスファルト防水の陸屋根で、施工面積は523・8㎡。外壁材は押出成型セメント板となり、施工面積は407・8㎡を見込む。

建屋内には◇配電盤室◇キュービクル室◇予備発電機室◇チャンバー室◇空調機械室◇男子便所◇女子便所◇風除室◇倉庫◇ホール・廊下-を整備する。

建屋内に設置する照明は◇LEDベースライト(露出型)=125灯◇LED投光器=8灯◇LEDダウンライト=26灯◇LED20形ブラケット=10灯◇誘導灯=13灯◇非常灯=33灯-となる。

建築する建屋内に整備する室内機の形式は天吊露出(ツイン)となり、2台設置する。電源は三相200V、冷房能力12・5/20kW、暖房能力14/22・4kW。室外機は床置き式を2台設置する。

男子トイレには小便器1基と暖房便座・ウォシュレット機能付きの大便器を1基設ける。女子トイレについては暖房便座・ウォシュレット機能付きの大便器を1基整備する。トイレの床材は防塵塗料塗床(薄膜型エポキシ樹脂系)で、床面積は13・35㎡。手洗い場に設置する蛇口2基は自動水栓となる。排水管はφ20~100㎜のVU管を41m布設を行う。

合併処理浄化槽はFRP製の5人槽を1基設置する。有効容量は1・804立方mを見込む。

建屋建築工事は白沢発電所リニューアル事業として実施する。25年度は建屋建築工事のほか、調圧水槽の改修や片品川取水口除塵機の更新などを計画している。25年度で主要な工事の発注は完了する予定。運転開始は27年度末を目指す。

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