国土交通省が発表した2024年度の建設工事受注動態統計調査によると、受注総額は126兆6419億円で、前年比16・6%の増加となった。元請受注は81兆9841億円で同比14・6%増、下請け受注高も44兆6577億円で同比20・5%増となった。同調査は建設業許可業者約48万業者の中から、1万2000業者を対象にして行っている。
受注高全体を見ると、工事種類別では土木、建築、機械装置すべて増加。業種別でも、総合工事業、職別工事業、設備工事業すべて増加。総合工事業は77兆508億円で同比11・5%増。職別工事業は18兆3553億円で同比9・5%増。設備工事業は31兆2357億円で同比9・1%増。
元請受注のうち、民間からの受注は58兆7573億円で同比17・9%増。公共機関からの受注は23兆2269億円で同比6・9%増。
発注者別で見ると、1件500万円以上の公共機関からの受注工事額は22兆2630億円で同比6・3%増。国の機関からの受注工事額は7兆3353億円で同比5・8%増。地方の機関からの受注工事額は14兆9277億円で同比6・6%増。
民間は、建築・建築設備工事の1件5億円以上の工事受注額が18兆8153億円で同比32・7%増。土木・機械装置等工事は1件500万円以上の工事受注額が10兆5331億円で同比18・2%増となった。