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茨城県結城市

25年度は園路広場など/山川不動尊の近隣公園整備

2025/05/16 日本工業経済新聞(茨城版)

 結城市が2023年度より進めている山川不動尊近隣公園整備事業で、25年度は、園路広場整備工事、公園施設組立設置工事に着手する。発注は一括で行う見通しで、7~8月ごろを予定。年度内の完成を目指し、工事を進めていく。

 当初、25年度に実施予定であったサービス施設整備工事や管理施設整備工事、植栽工事に関しては、26年度以降に進めていく方針。

 25年度は、園路広場整備工事および公園施設組立設置工事を進める。発注は7~8月ごろを検討しており、年度内の工事完了を目指している。園路広場整備工事では、男子トイレ・女子トイレ・多目的トイレの3つが合わさったユニット式のトイレを建設する。そのほか、園内には、材木を組む木道の整備を進める。公園施設組立設置工事では、木造あずまや1棟の建築を予定。

 25年度当初予算では、同事業工事費として、1億15万2000円を充当した。

 現在は、造成工事に加え、給排水設備工事や電気設備工事、修景施設整備工事などインフラ面の工事が進行中。現時点での工期は25年8月29日まで。工事は、小貫建設(結城市)が担当している。

 今後は、25年度中に園路広場整備工事と公園施設組立設置工事を完了させ、26年度以降にサービス施設整備工事や管理施設整備工事、植栽工事などに取りかかる。それぞれ、工期は半年以上かかる見通しで、開園は早くても28年度以降になるもよう。

 山川不動尊近隣公園整備事業は、山川新宿261-1ほかの山川不動尊左側2・35haを整備するもの。修景地や水路、園路などを設ける計画を立てている。23年度より工事を順次発注。予算の範囲内で工事を進めるため、最終的な積算作業等を進めている。供用予定時期の28年度からは子どもたちによる動植物の保護活動などを始める予定だ。

 また、整備方針として、周辺の地形や水資源など豊かな自然を活用。①あやめを含めた花木が四季を通じて鑑賞できる②子どもたちの教育環境の充実と地域の憩いの場③山川不動尊を始めとする歴史的文化と調和した景観形成を目指し「水辺のビオトープ・アクティビティ空間」を備えた公園整備を推進する。

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