県新環状道路建設事務所(松沢一賀所長)は2025年度の事業概要を明らかにした。国から25年度予算として33億7900万円の交付金が内示されており、それらを活用し本線を構成する高架橋の整備などを推進。事業中の東部区間Ⅱ期・落合西ICー広瀬IC(IC名は一部仮称)間の早期完成を目指す。
橋梁上部工の製作架設では、小石和ICー広瀬IC間で4橋の発注を予定している。道路改良や橋梁下部工・床版工などでは、落合?ICー東油川IC間で、交差点や側道部の道路改良や橋梁床版・舗装などを計画。東油川ICー広瀬IC 間では、橋梁下部工、函渠工などの発注を予定している。
現在県の公共工事発注見通しに掲載されている工事は、▽落合1号橋床版工▽道路工その1▽落合3号橋床版工▽落合4号橋床版工▽濁平等川大橋舗装工▽東油川高架橋舗装工▽道路工その8▽道路工その9▽道路工その10▽道路工その11(以上、工事場所は甲府市落合町)▽東油川ランプ橋下部工▽道路工その4▽道路工その5▽笛吹高架12号橋ほか上部製作・架設工▽笛吹高架16号橋下部工の1(以上、笛吹市石和町)。
東部区間Ⅱ期の事業期間は2014~30年度の17年間を予定。総延長5・5㎞、幅員は7・0(9・5)m。総事業費は590億円を見込む。
同環状道路は、西部区間(中部横断道・双葉JCTー南アルプスIC間、L約10㎞)と南部区間(南アルプスICー西下条IC間、L約9㎞)、東部区間Ⅰ期(西下条ICー落合西IC間、L約1・6㎞)が供用済み。北部区間(広瀬ICー岩森交差点間、L約17㎞)については国が施工することとなっており、調査が進んでいる。