埼玉県電業協会(積田優会長)は14日、本年度第1回目の技術講習会を、さいたま市内の埼玉建産連研修センターで開いた。当日は会員企業のほか、県および市町村の担当課職員合わせておよそ100人が出席した。テーマである現場管理業務について、基本的な内容から実践的な内容まで、認識を新たにした。
冒頭のあいさつで積田会長は「われわれは今、2025年問題もあり深刻な人手不足に直面している。また国内経済も先行きが不透明で、厳しい経営環境が続いている。こうした時代だからこそ、われわれがやらなければならないことは電気工事のプロとして、技術力を高めることに尽きると考えている。本日のテーマである現場管理業務は、品質、安全、工程、コストのすべての大切な業務に関わってくる。現場は新しい技術や法改正もあり、現場代理人や監理技術者はより柔軟な対応力や技術力が求められている。本日の研修により、会員の施工現場がより高品質ですばらしい現場づくりにつながるように」と期待した。
講師は、関電工北関東・北信越営業本部品質工事管理部長の小林司氏が務めた。小林氏は、現場代理人や現場管理業務の概要を説明した後、施工技術、工程、資材、品質、安全、労務、原価の管理について順に説明した。