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群馬県太田土木事務所

益満新所長インタビュー

2025/05/21 群馬建設新聞


太田土木事務所勤務は、管内在住だが初めて。「安全安心な太田地域を支えるためには、職員が市や地域の声をお聞きしながら課題解決のために一体とならなければいけない。中心的事業に位置付けられた太田桐生線バイパスなどの整備や管理に取り組みたい」と意気込みを語った。小中高で保護者活動に長年携わり、多様な道路の使い手との交流が深まり「子供達の安全安心への配慮と地域の方々のさまざまな意見を踏まえて業務に取り組んでいく」と方針を示す。

本年は「アットホームな職場で太土愛を育み、地域の県民に喜ばれる仕事をしよう」をキャッチフレーズに働きやすい職場づくりを目指している。管内は太田市のほか、建築関係業務は、みどり市と邑楽郡を所管している。そのため「県と市町の役割分担を行いつつ、達成感を味わえるよう、市町や建設業に従事される方々ともできることに取り組みながら、WIN-WINが感じられる関係で取り組みたい」と述べた。

印象に残るハード整備は「4度赴任した館林土木事務所で担当した国道122号昭和橋や館林明和バイパス、国道354号板倉北川辺バイパスや板倉川河川改修の計画と整備」と振り返った。また、ソフト事業では「関東第1号の浅間白根志賀さわやか街道の登録や、初めて締結した県内の道の駅との防災協定に携わったことは思い出深い」という。このほか、財政課で勤務した4年間に、教育委員会や保健福祉部の各種協議や予算編成に対応したことが「内容はもとより、たくさんの職員と意見交換でき、その後の行政経験にも生かせ、良い機会を得られた」と回想した。

若手職員へは「県民に喜ばれる仕事を進めるために、先を見据えながらも早め早めのほう・れん・そうを心がけ、小さい課題のうちに解決していく」ことや「失敗を恐れない勇気を持って行動してほしい」とエールを送り「組織の一員として積極的に新しいことにチャレンジして、技術だけでなく人間力を磨いてほしい」と語りかけた。

建設業へは「今まで事業を実施してこられたのは、建設業協会の方々に道路や川、下水等の整備や補修にご協力いただいたおかげ」と感謝の言葉を述べ「地域の災害対応など災害対応組織力は重要。それを生かすためには、建設資機材はもとより、地域の産業や生活を維持していく上でもマンパワーが必要不可欠」と語った。「県民生活を安心して過ごしていただくためにも、引き続き、建設業関係者のご支援ご協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

ここ数年の趣味は、健康維持のために始めたウオーキング。「歩く視点からの景色は車のスピードでは巡り合えない新たな発見もある」と、楽しみながら歩いているという。「概ね毎日1万歩は歩き、多い時では2万歩以上歩く」と言い、県公式アプリのG-WALK+では「4月のランキングで4位だった」と笑顔で話した。

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