県中之条土木事務所は長野原町羽根尾地内から古森地内に整備を行う浜岩橋の上部工製作架設工事について、近く一般競争入札で公告する。国道146号(古森3期工区)の道路改良事業と合わせて浜岩橋を架け替える。工期は、フレックス工期を採用し約20カ月を想定している。設計は、近代設計(東京都千代田区)がまとめた。
浜岩橋は、橋長68・7m、有効幅員10・5mの鋼単純細幅箱桁橋。上部工は、クレーンベント架設工法でA2橋台側から桁を架ける。桁数は2本で、工場で11分割して製作する。桁長は67・7m、桁高3m、上幅および下幅は1・8m、全体の鋼重は約343tの規模となっている。
下部工については、2021年度に右岸側を吉澤建設(長野原町)が受注。左岸側は、23年度に発注し、東光建設(長野原町)が担当した。
古森3期工区は、長野原町羽根尾地内の羽根尾交差点から古森地内へ向かう国道146号の延長510mを整備対象区間としている。
道路の線形改良および現道幅員5mを9・25mへ拡幅して片側には歩道も設置する。整備計画では◇歩道=2・5m◇路肩=0・5m◇車道=2・75m×2車線◇路肩0・75m-となっている。
現道が狭く歩道がないため、大型車のすれ違いが困難なほか、歩行者が危険な状況となっており、観光地である草津町や長野県軽井沢町が近く、大型バスや観光客の交通量も多い状況。
道路の幅を拡げ、歩道を設置することで、円滑な通行が確保されるとともに、車両も歩行者も安全な通行を可能にするため整備を計画した。同事業では、今後の整備計画として本年度中に道路改良工事を計画している。