県吾妻農業事務所農村整備課は、嬬恋村田代地内の嬬恋西部地区で行う小在池1号橋補修工事を、月内に一般競争入札で公告する。農村整備事業の通作条件整備として行うもの。嬬恋西部地区の本年度の事業費として、2024年度の繰越も含めて1億4118万2000円を確保している。設計は藤和航測(前橋市)が担当した。
補修工事を行う小在池1号橋は、橋長9・5m、幅員5・5mの単径間PC単純プレテン床版橋。改修は、耐震耐荷補強および橋面の打ち替えや防水工を実施する。
同事業は、1972年から74年にかけて整備された農道の補修を進めている。事業の全体計画としては、農道総延長3500mと橋梁補修および側溝整備をするほか、付随して道路両側外側線の引き直しや交通安全施設の更新も行っている。農道周辺はキャベツ畑があり、予冷庫や集出荷場所が3カ所あることから大型トラックが頻繁に通行しているため、農道を保全し農業の生産性維持向上を図る。整備事業は2026年度に完了予定となっている。
本年度は今後、同橋の東側に位置する農道の舗装補修を延長600mで予定している。5月には同橋北側の農道の延長400m区間で補修工事を公告しており、先行発注区間の施工のめどがつき次第、秋ごろの発注となる見通し。
農道補修工事は、本年度末時点で残り1900mとなり、順次発注を行う方針。
















