諏訪市は電子入札の導入時期を、これまで公表していた6月から8月に変更した。延期はこれが2回目。前回4月から6月に後ろ倒した際は「入札参加資格の更新に合わせた対応で、準備の遅延ではない」としていたが、今回の要因は「機器トラブルによる準備の遅れ」だという。
財政課によるとテストの過程でICカードが読み込みめない事象が発生。この原因究明に時間を要した分、導入時期がずれ込む見通しになった。
電子入札の対象区分は建設工事、委託業務、製造の請負及び物件の買入れ。一般競争入札、指名競争入札、随意契約いずれの方式も対象とするが、財政課は「まずは事後審査型一般競争入札を採用する案件の中から対象を抽出し、順次拡大していく」と話した。なお、電子入札の対象案件であっても当面は紙による入札を認める。