桐生森林事務所へは初の勤務となる。西毛地域での勤務が多いため東毛地域には明るくないと話すが、「以前に契約検査課へ配属となって1年間桐生地域の担当をしていたため、見覚えのある工事現場や話をしたことがある施工会社などがあり、懐かしい思いだ」と語る。「ICT施工などが今より普及してないころから積極的に研修会を開催して導入を進めるなど、最新技術などを早くから取り入れている」印象があるという。
所属長への就任にあたり「身が引き締まる思いを感じているが、事務所の皆さんの力を借りて業務を行っていきたい」と話した。これからの意気込みとして、「昨今は、対応が難しい事案も生じており、課題の解決は一朝一夕にはいかない。基本的なことをしっかりと取り組んでいく」と熱く語った。
2025年度は群馬県森林・林業基本計画2021-2030の中間年となることから「計画の折り返し地点ということで、今までの結果を踏まえて見直しなどを図り、各種施策を適宜アップデートして推進していきたい」と意気込みを見せた。計画では林業の競争力強化、森林の新たな価値の創出、森林の強靱化の3つの基本方針のもと、自立した林業・木材産業を目指す。
若手職員へは「限られた人員で、計画・調査・設計・積算・現場監督などと、多くの業務を抱えるなか大変頑張っている」と労い、「現場の方たちとよくコミュニケーションを取って、現場の進捗状況の把握や安全対策に配慮してほしい。新しい技術も今後は主流になっていくことから、専門用語や積算の仕組みなど分からないこともあるだろうが、上司や同僚と相談しながら、一つ一つ丁寧に仕事を進めてほしい」と力強くエールを送った。
地域の建設業へは「豪雨等の災害時対応や冬期の除雪など多岐にわたる社会資本の維持・整備に関しご尽力をいただき感謝している。引き続き地域の安全・安心の確保のため、ご支援ご協力いただけるようお願いしたい」と感謝の意を述べた。
趣味は歴史や史跡巡りなど。歴史的に有名な神社や城跡巡りなどが好きだという。「姫路城や彦根城、関ケ原古戦場や吉野ケ里遺跡など一度は伺ってみたい。ずっと行こう、行こうとは思ってはいたが、なかなか行けずじまい。今後は時間を取って観光できれば」と笑顔で話す。「東毛地域には、岩宿遺跡や新田義貞挙兵の地である生品神社など、神社や史跡があるため、この機会に巡ってみたい」とも語った。