新水族博物館整備検討事業を進めている上越市は、今年度に整備基本計画の策定及び整備手法の調査を実施する方針だ。当初予算には、新水族博物館基本計画策定・整備事業手法検討調査委託料として1260万円を計上した。
西本町4丁目地内の水族博物館は、昭和55年にオープン。施設の老朽化が著しく、入館数も平成5年をピークに減少傾向が続いていることから、現施設周辺地において新施設の建設を計画するもの。
基本構想によると、新施設規模は延べ床面積8516㎡を想定。内部には、▽管理部門(事務スペース・バックヤード、延べ3606㎡)▽展示部門(展示水槽・ショープールなど、延べ3711㎡)▽教育部門(多目的ホール・ミュージアムゾーンなど、延べ827㎡)▽サービス部門(飲食・売店、延べ372㎡)を配置する。また、整備・管理運営手法に関しては公設民営・PFI方式など民間活力の導入を図る―としている。
基本構想策定業務は松田平田設計(東京都港区)が担当。