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群馬県前橋土木事務所

県前橋土木事務所の25年度主要事業まとめ

2025/05/31 群馬建設新聞


県前橋土木事務所(鈴木修所長)は、2025年度の主要事業を示した。主要地方道前橋玉村線朝倉工区は、道路改良工事と舗装工事を予定しており、6月下旬以降、順次一般競争入札を公告する。河川改修事業は、河川の氾濫による水害リスクを軽減させるため、竜の口川、細ケ沢川などでそれぞれブロック積み工事などの対策を講じる。

主要地方道前橋玉村線朝倉工区は、前橋市朝倉町から前橋市下佐鳥町の延長約2800mを対象として、幅員25mで道路の拡幅と新設を進めている。3月時点で延長約1400mの整備が完了。25年度に行う道路改良工事は、4車線化が完了した区間からさらに南に当たる下佐鳥町地内で延長約150m、幅員約10mを予定。6月下旬に一般競争入札を公告する見通しで、路床安定処理工と路盤工、中央分離帯工を実施する。工期は約9カ月。

同区間では舗装工事も予定しており、基層工と表層工を主な内容とする。延長約150m、幅員約10mが対象。7月下旬に一般競争入札を公告する。設計に関しては、都市開発設計(前橋市)と三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が作成した。26年度以降、さらに南側を対象に進める予定。

竜の口川河川改修事業の緊急自然災害対策工事は21年度に事業着手し、前橋市富士見町皆沢地先を対象に、全体延長280mで河道拡幅を計画している。河川氾濫による水害リスクを軽減させる。24年度までに40mの拡幅を終えており、25年度は24年度施工箇所の上流側を対象として工事を継続する。延長は80m程度で、ブロック積み工を500㎡規模で計画している。発注は9月下旬ごろを見据えており、約9カ月の工期を見込む。設計は地測設計がまとめた。

細ケ沢川単独砂防施設事業緊急自然災害防止対策工事は、8月下旬をめどに一般競争入札の公告を予定している。予定工期は8カ月。河川の氾濫による水害リスクを軽減させるため、前橋市富士見町石井地先において、片岸延長80m規模でコンクリートブロック積み工を両岸で行う。24年度も工事を実施しており、25年度は下流部分を手掛ける。対象エリアの工事は25年度で完了となる予定。設計は技研コンサル(前橋市)が担当した。

このほかの主要事業については次の通り。

【四ツ塚原之郷前橋線(勝沢工区)舗装補修工事】

舗装が傷んでいることから対応するもの。前橋市勝沢町地内の明和幼稚園付近が工事対象となっている。延長約120m、幅員約6mで、施工面積は約720㎡。路上再生路盤工、表層工、基層工などを行う。6月上旬の一般競争入札公告を予定しており、6カ月程度の工期を見込んでいる。

【四ツ塚原之郷前橋線(鳥取工区)舗装補修工事】

舗装が傷んでいるため対応する。前橋市鳥取町地内の延長約250m、幅員約6mで、面積は約1500㎡を対象に路上再生路盤工、基層工、表層工などを行う。7月下旬の一般競争入札公告を想定しており、工期は約6カ月を予定する。

【都市計画道路赤城山線歩道・電線共同溝工事】

26年1月下旬の一般競争入札公告を見込んでおり、10カ月の工期を設定する。全体の工事延長は約1200mで、25年度の対象地区は前橋市上細井町の下細井交差点北側の延長150m程度を予定。管路工、特殊部の桝設置、道路改良工などを予定している。設計は高崎測量(高崎市)がまとめた。26年度以降も工事を継続する予定。

【主要地方道前橋館林線小屋原陸橋(下り)橋梁補修工事】

老朽化に伴い伸縮装置を補修する。約7カ月の工期で、6月下旬の一般競争入札公告を予定している。前橋市小屋原町地内に位置する小屋原陸橋(下り)は橋長368m、車道部の幅員が7・25m.1988年竣工。設計は国際航業(東京都新宿区)が担当した。

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