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安中市土地開発公社の当初予算明らかに

2025/05/31 群馬建設新聞


安中市土地開発公社は30日に当初予算を公表した。西上磯部工業団地の上水道移設工事費に1億円、測量設計費および文化財調査費に2億5890万円を計上したほか、同団地の工事費として、2026年度までを期限とした債務負担行為に11億5000万円を設定した。また、碓氷川右岸拠点商用地造成事業については本年度分に8117万3000円を計上し、測量試験費に充てる。同じく測量などを内容に26年度までが期限の債務負担行為に1億8940万2000円を設定している。

西上磯部工業団地はJR信越本線磯部駅南口から南西方向へ約500m向かった箇所で整備を計画している。区域面積は11・5ha。区域面積の中には信越化学工業群馬営業所磯部工場(磯部2丁目11-13)が立地している5haも含まれている。そのため、新たに造成する区域は、主要地方道下仁田安中倉渕線、人見堰、柳瀬川、信越化学工業群馬営業所磯部工場に囲まれた6・5haが対象となっている。

新規区域内の造成工事は同公社が実施する。造成に加え、緑地帯や調整池のほか、下仁田安中倉渕線と接続し、信越化学工業群馬営業所磯部工場の西側を南北に通る、市道磯36号線の付け替え道路整備なども計画している。付け替え道路については、下仁田安中倉渕線と接続し、区域西側を南北に通る路線として整備を行うこととなる。測量設計は冨永調査事務所(高崎市)が担当している。

碓氷川右岸拠点商用地は開発予定面積約8haで整備を計画。フレッセイ(前橋市)が進出を予定しており、造成はオーダーメイド方式により行うこととなる。今後、用地買収や測量設計なども安中市土地開発公社が進めていき、29年度に引き渡すスケジュールとしている。

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