ぐんま・県土整備プラン2025で、着手予定の8つの新たな中心的事業のうち、6つの事業が道路整備課の所管となっていることについて触れ、「プラン初年度の重要な時期。関係機関等との調整を進め、事業着手に向けて着実に進めていきたい」と力を込める。現在事業が進む上信自動車道や西毛広域幹線道路などの大規模プロジェクトについても「地域の期待を切に感じている。計画どおりに完成供用させたい」と語った。
さらに「最重点政策として掲げられている災害レジリエンス№1の実現に向けた強靱な道路ネットワークの構築、物流の効率化・観光振興を支える道路整備、橋梁維持管理の高度化・効率化などに取り組んでいきたい」と意気込む。
思い出に残っている仕事について聞くと「数多くある」と前置きし、「倉渕ダム建設事務所で筆頭係員として携わったダム建設に伴う付け替え道路整備を担当したこと」が印象深いと話す。「付け替え道路の供用開始に向けて、いかに効率的に整備を進めていくか、という大命題について、若い係員みんなで考えた」と振り返る。
若手職員には「県土整備部の仕事は、県民の暮らしに直結することが多く、期待も大きい。気概を持って取り組んでほしい」と考えている。
建設業界に対しては、昨年度まで土木事務所長をしていたこともあり「災害時は積極的な協力をいただき非常に感謝している。これからも県民の暮らしを守り、明るい未来を創るパートナーとして、しっかりと連携していきたい」と思いを述べた。
休日の過ごし方は「3月上旬から9月下旬までは、もっぱら渓流のフライフィッシングに勤しんでいる」という。禁漁期間中の過ごし方をたずねると「昨年の11月からスポーツジムに通いはじめた」と話し「週末は筋トレ、平日の1日はプールで泳いでいるが、その後のサウナが一番楽しみ」と笑う。
課内の職員には、業務の効率化を図るためにも「検討を進める上で方向性に不安があるときは、できる限り早い段階で相談してもらいたい」とアドバイスを送る。
また、課内の相談であれば「資料づくりに時間をかけるのは止めよう。自分が担当係長の時は殴り書きの資料で当時の課長によく相談をした」と呼び掛け、業務効率化に注力していく考えを示した。